日出暘谷高校 有終の3位

「快挙」と言っていいだろう。新体操少年男子団体で初出場の日出暘谷高が高得点をマーク。種別総合3位に食い込み、創部10年目にして悲願の表彰台に立った。
自信はあった。前日の個人総合で3位発進。有村徳文監督(39)=日出暘谷高教=は、努めて冷静にメンバー5人を大舞台へ送り出した。「普段通りの力を出せばいい。みんなで攻めろ」
開始15秒。タンブリング(宙返りなど)を複雑に絡めたダイナミックな組み技が決まる。拍手喝采(かっさい)のビーコンプラザ。どよめく場内で高難度の大技三つすべてを決めた時点で、日出暘谷高は入賞をほぼ手中にした。それほど、演技は完ぺきだった。
主戦の菅正樹(2年)は言った。「幼いころから大分国体を目指して練習してきた。今までで最高の出来だった」。個人(リング)でのミスを帳消しにした小谷笙平(しょうへい)(同)が「夢のような舞台だった」と声を震わすその横で、主将の栗原恭兵(3年)は静かに涙をふいた。「最後の最後にみんなが一つになった」
国体最後の、しかも栄えある地元開催でつかんだ表彰状。県民の記憶に残る2分57秒だった。
【大分国体競技新聞編集部】 大会第3日2号 2008年09月30日(火) - 紙面を見る >>